枚方市在住 W.Y様│【死亡事故】過失割合、逸失利益、慰謝料など、ご依頼者様にとって有利な内容での和解に成功


交通事故

執筆者 弁護士 古山 隼也 (こやま しゅんや)


  • 大阪弁護士会所属 登録番号 第47601号

略歴

清風高等学校卒業/大阪市立大学卒業/大阪市役所入庁(平成18年まで勤務)/京都大学法科大学院卒業/古山綜合法律事務所 代表弁護士

講演・メディア出演・著書

朝日放送「キャスト」/弁護士の顔が見える中小企業法律相談ガイド(弁護士協同組合・共著)/滝川中学校 講演「インターネットトラブルにあわないために-トラブル事例を通じて-」


大阪市職員、大阪・京都の法律事務所の勤務経験を活かし、法律サービスの提供を受ける側に立った分かりやすい言葉で説明、丁寧なサポートで、年間100件以上の問題解決をおこなっています。

古山隼也の写真

交通事故被害の状況

  • 事故発生状況
    【加害者】 車 【被害者】 歩行者 (70歳代)
  • 後遺障害の内容
    死亡
  • 後遺障害の等級
  • 解決方法
    裁判
  • 相手方(加害者加入の保険会社)
    三井住友海上火災保険
  • 当初相手方提示額
    2453万3331円
  • 最終取得金額
    3703万4310円 【約1.5倍増額】
  • 弁護士費用特約
    なし

事例の概要

 

ご遺族が、目の前の生活に集中できるようサポートさせていただきました。

事故状況を詳細に分析して、有利な過失割合に変更、年金のほか家事労働の逸失利益も獲得。

ご遺族の生活を支えられるように、被害者とご遺族のお気持ちを伝えて、相場より高い慰謝料を獲得することができました。

事故発生状況

 

被害者は駐車場を歩いていたところ、後方から相手方の運転する貨物自動車に轢かれ、お亡くなりになられました

当時、貨物自動車はバックしていたため、相手方は事故に気付いていませんでした。

解決までの経緯

 

一緒に暮らしていた親御様を突然失ったご依頼者様は、非常に大きなショックを受け、日々の生活を送るのがやっとという状態になりました。

心配したご親族が、ご依頼者様が立ち直って生活を送れるようにするため、当事務所に依頼者様と一緒にお越しになられ、ご依頼いただくにいたりました。

弁護士が経済面・精神面からご依頼者様の今後の生活を支えられるよう妥協なく対応した結果、過失割合、逸失利益、慰謝料など、ご依頼者様にとって有利な内容での和解に成功しました。

当事務所が関わった結果

 

ご依頼者様は親御様を突然失って非常に憔悴されていたため、ご依頼者様が目の前の生活に集中できるよう、警察や保険会社などへの対応を弁護士が一括してサポートさせていただきました。

被害者の過失割合について、保険会社は25%を主張していました。

それに対して、弁護士が事故現場を訪問・調査し、刑事記録などを確認して、事故現場や事故態様を詳細に分析・反論しました。

その結果、裁判所は被害者の過失割合を5%とし、ご依頼者様にとって有利な数値を認めました。

被害者は年金生活者でしたが、ご依頼者様のため家事も担当していました。
逸失利益について、保険会社は年金分しか認めていませんでしたが、弁護士が生活状況を丁寧に主張し、家事労働分も獲得できました。

高齢者の場合、死亡慰謝料は低額となりがちです。
しかし、弁護士が相手方の落ち度が大きいこと、被害者やご依頼者様の無念などを主張して、相場より高い額で決着できました。

当事例の解決のポイント

憔悴されているご依頼者様の精神的負担を軽減

 

突然、親御様を失うというご不幸に見舞われ、ご依頼者様は非常に憔悴した状態で、目の前の生活を送るのに精一杯となっておられました。

警察の事情聴取や保険会社とのやりとりなど、こなさなければならない手続きがあるものの、ご自身で進めることはもちろん、どのように対応すればよいのか冷静に考えることすら難しくなっていました。

そこで、弁護士として、今後の流れや対応方針などを具体的かつ詳細にご説明させていただき、弁護士で対応できる手続きを引き受けるなどして、ご依頼者様の精神的ご負担をできる限り少なくするようサポートさせていただきました。

その結果、解決後、ご依頼者様から「精神的な負担を減らす意味でも信頼できるプロの方にお任せするのが一番でした。」とのお言葉をいただきました。

弁護士が事故現場を調査。被害者の過失を25%→5%に


被害者の過失について、最終的に保険会社は25%を主張しました。

そこで、弁護士が、刑事記録を取り寄せて防犯カメラ映像や図面などを分析するだけでなく、事故現場を訪問・写真撮影して状況を確認し、これら情報を基に詳細な反論を行いました。

その結果、裁判所は被害者の過失を5%と認め、保険会社の主張から20%下げることに成功しました。

年金分に加え家事労働分の逸失利益を獲得して全体で2.5倍の増額に


逸失利益について、保険会社は、被害者と同居されていたご依頼者様が当時無職であったことから、被害者は主婦でないと主張して、家事労働分の支払いを拒否しました。

そこで、弁護士が、ご依頼者様のこれまでの勤務状況や退職理由、再就職の予定を詳細に説明するとともに、当時の生活状況を明らかにして、被害者は主婦であったと反論しました。

その結果、裁判所は被害者の逸失利益を年金分に加えて家事労働分も認め、年金分だけの場合と比べて2.5倍の増額に成功しました。

相場より高い死亡慰謝料


高齢者の場合、死亡慰謝料は2000万円を下回ることも多いため、保険会社も1800万円を主張しました。

そこで、弁護士が、過去の裁判例で考慮された要素をもとに、被害者の受傷程度、加害者の過失が大きいこと、ご遺族であるご依頼者様の喪失感、葬儀の状況、加害者の態度などを、具体的かつ詳細に取り上げて反論しました。

その結果、裁判所は死亡慰謝料を2200万円と相場より高い額を認めました

裁判でもご依頼者様のご出頭なく解決


弁護士に依頼すれば、裁判所への出頭は弁護士がしますので、ご本人様による出頭の機会は少なくて済みます。

交渉段階での保険会社の提示額が低かったため、ご依頼者様と被害者のお気持ちの点からも到底応じられず、裁判となりました。

ですが、ご依頼者様はまだ憔悴した状態から回復する途中だったので、弁護士はご依頼者様のご負担をできる限り軽くすることを意識して裁判にのぞみました。

その結果、裁判でもご本人様のご出頭は1度もなく、和解によって解決することができました。

担当弁護士の解説

 

交通事故によって突然親御様を亡くして非常に憔悴されたご依頼者様を心配してご親族の方が、ご依頼者様と一緒に当事務所にご来所された事案です。

まずは当方が今後の対応を引き受けることで目の前の生活に集中していただくほうがよい、そして、ご依頼者様の今後の生活費の確保、ご依頼者様と被害者のお気持ちに報いるために、保険会社から十分な賠償金を確保する必要があると考えて、受任しました。

賠償金が高額であったことからも保険会社は多くの点で争う姿勢を見せ、当方も事故現場の調査や関係資料の取付け・確認などを行い、詳細な分析・反論をした結果、解決まで長い期間を要しましたが、当方の言い分の大半が認められることができました。

交通事故で大事なご家族・ご親族を突然奪われても落ち着いて対応できる方は少ないと思います。

弁護士はご遺族のご負担を引き受けるなどのサポートが可能です。
不幸にも死亡事故に遭われたご遺族・ご家族様はぜひ当事務所へご相談ください。
交通事故被害に関するご相談は、初回無料です。

依頼者様からのコメント

 

解決後、ご依頼様より以下のメッセージをいただきました。

「受付時の電話対応」「接客・マナー」「弁護士の説明」「報告の連絡」「活動結果」「弁護士費用」全ての項目で満点でした。
「自宅・職場から近い」「専門性や経験・実績」「弁護士の人柄・説明の分かりよさ」が依頼した理由でした。

疑問点や分からないこと等も分かりやすく説明していただけて有難かったです。

保険会社への対応等素人ではとても対処できないことが多く、精神的な負担を減らす意味でも信頼できるプロの方にお任せするのが一番だと思いました。

3年近くの長きに渡って本当にお世話になりました。
実務的にも精神的にも私一人ではとても乗り越えてはいけなかったと思います。
信頼してお任せして正解でした。本当にありがとうございました。

 

などのコメントも頂戴しています。

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